薩摩本柘の印鑑の特徴やデメリットを解説 | 認印の定番素材

印鑑の定番素材と言えば「柘」ですよね。

そして、高品質な柘ということで販売されている「薩摩本柘」

低価格な印材として知られていて、どこの印鑑店でも扱っている素材。

しかし、実印の素材としてはあまり人気がありません。

ここでは、薩摩本柘の印鑑の特徴やデメリットについてお伝えしていきたいと思います。

薩摩本柘とは

一般的に柘の木は、「緻密で割れにくい木で、強度や耐久性がある」と言われていて、櫛などに使用されます。

そして、その柘の中でも鹿児島県産のものは、薩摩本柘と呼ばれ、一般的な柘よりも繊維の密度が高く粘り強いことから印材として使用されています。

しかし、実際のところ、最近では他にもっと耐久性が高い木材系素材があるため、薩摩本柘が印鑑として耐久性があるというイメージはありません。

薩摩本柘印鑑の4つの特徴

柘の印鑑のイメージ
薩摩本柘の印鑑のイメージ

【メリット①】価格が安い

薩摩本柘の印鑑の具体的な価格相場は後ほどお伝えしますが、柘または薩摩本柘は印鑑店ではもっとも安い素材のひとつです。

もちろん、プラスチック印などより価格は高いですが、同じ木材系の彩樺や黒檀の印鑑よりも手ごろな価格で購入することができます。

【メリット②】捺印性が高い

薩摩本柘の印面
100均のプラスチック印鑑などと比較すると、印鑑の押しやすさは全く違います。

他にも、パワーストーン系のものは書類への押印時にすぺってしまうことがありますが、粘り気のある特徴がある薩摩本柘は、しっかりと書類に押印できます。

とはいえ、象牙やチタンなどの高級印材ほどではありません。

しかし、価格を考えるととてもコスパがよく、印鑑としての機能は十分にあります。

【デメリット①】朱肉を吸いこみ印影が崩れることがある

薩摩本柘と朱肉
薩摩本柘の印鑑は表面に簡易なコーディングがされ保護されています。

しかし、印面にはそのようなコーディングはされておらず、木材そのものなため、押印後に朱肉を拭き取っておかなければ、朱肉を吸い込んでしまいます。

木材系の印鑑が朱肉を吸い込むと、木材が膨張して膨らんでしまい、結果として印影が変化してしまうことがあります。

木材の中でも薩摩本柘は、彩樺や黒檀ほどの硬度や密度がないため、形が変化しやすい傾向があります。

使用後に朱肉を拭き取る必要があります。

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私が印鑑登録の実務をしているとき、朱肉を吸ったままの薩摩本柘を見てみると、印影が曲がっていたり、一部分が少し広がってしまっているものを見かけることがありました。

【デメリット②】水分と乾燥に弱い

先ほどもお伝えしたとおり、薩摩本柘は強化された木材である彩樺や黒檀ほどの耐久性はありません。

そのため、湿気や直射日光、温度変化にはそれほど強くはありません。

場合によっては、印鑑が割れたり、印面が欠けてしまう原因になります。

対策としては、印鑑ケースに入れて保管するなどして、水分や直射日光を避ける必要があります。

実印としての人気はあまり無い

薩摩本柘の実印イメージ
200人の方を対象にアンケートを行った結果、薩摩本柘を使って実印を作成したいという方は、なんとゼロでした。

また、同アンケートでわかったことは、多くの方が実印に求めているのは次の3点でした。

  1. 押しやすさ
  2. 高級感のある素材
  3. かっこいい素材

特に、女性では高級感のある素材を求めている方が多かったです。

薩摩本柘は昔から印鑑に使用されている素材で、手ごろな価格から、庶民的なイメージがあるようです。

しかし、捺印性は高く使用しやすい素材で、悪い素材ということでは決してありません。

普段使いの認印として、とても人気があり、コスパの良い素材です。

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価格が安いのに、押しやすいので、認印として家庭に1本あれば重宝する印鑑ですよ。

薩摩本柘の印鑑の価格相場

価格の安い薩摩本柘ですが、主要なネット通販店の販売価格をまとめてみました。

薩摩本柘の価格相場
ショップ名 薩摩本柘の価格相場
はんこプレミアム 1,980~4,680円
天章堂 8,370~12,540円
印鑑の匠ドットコム 1,680~3,680円
いいはんこやどっとこむ 1,480~4,980円
ハンコヤドットコム 2,600~6,670円
はんこdeハンコ 1,730~4,430円
印鑑市場 2,300~6,400円

格安の素材と言えども、低品質では困りますから、ここで集計しているお店はすべて「手仕上げ」または「手彫り」のお店となっています。

普段使いの認印だから、品質は気にしないという方は、「楽天の薩摩本柘印」や「Amazonの薩摩本柘」などで格安店の物を選ぶのも良いかもしれません。

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近い価格帯で別の木材素材をお探しなら「彩樺の特徴」や「黒檀の特徴」なども参考にしてみてください。

薩摩本柘の印鑑に関するFAQ

  • 薩摩本柘のデメリットは?

    湿気と乾燥に弱いと言われています。

  • 柘と薩摩本柘との違いは?

    どちらも柘の木で、柘の中でも薩摩本柘は最高ランクとされています。

  • 薩摩本柘の印鑑の価格はどれくらいですか?

    お店やサイズにより異なりますが、1,500円程度~販売されていることが多いです。

  • 薩摩本柘の印鑑は押しやすいですか?

    薩摩本柘は、彫刻しやすい木材素材として知られ、朱肉のりも悪くはありません。
    手にもしっくりくる重さで押しやすいのが特徴。