黒檀の印鑑の耐久性は?デメリットはあるのか実物を使って解説

お手頃価格の印鑑素材に「黒檀」があります。

印鑑に使われることの多い素材と言えば、黒水牛や柘が知られていて、黒檀のことを知らないという人は多いかもしれません。

しかし、黒檀は比較的価格が安いながらも柘などよりずっと高級感もありおすすめの印材です。

ここでは、印鑑の素材に黒檀を検討している方に向け、黒檀の特徴やデメリットなどについて解説していきたいと思います。

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実印に使用したい素材人気ランキングで、男性の4位と人気のある素材です。

黒檀とは

黒檀のイメージ
黒檀木材のイメージ
黒檀は、海外でもよく使用されている木材で、エボニー材とも呼ばれていて、インド、タイ、ミャンマー、インドネシアが主な産地です。

日本でも古くから仏具や彫刻、高級建築材、高級家具材、楽器などに使われることが多く、海外でもギターなどの材料としても人気があります。

漆黒のものほど人気で、違法伐採などにより希少なものとなっているようです。

黒檀の木材としての特徴は、重くて硬度が高いため傷や凹みに強く、乾燥性が高いです。

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耐久性が高く、乾燥にも強いので家具や楽器に使用されるのもうなずけますね。
よく似た名前の木材に「白檀」がありますが、白檀は甘い香が特徴の香木ですが、黒檀は香木ではありません。

黒檀の印鑑のメリット

安いのに高級感がある

黒檀印鑑
画像は私が持っている黒檀の印鑑の画像です。

黒檀は木の質感が残っていながら、わずかにツヤがあります。

同じ木材系の薩摩本柘よりも、重厚感があります。
個人的には安い黒水牛よりもずっと高級感を感じられると思っています。

楽器や家具などでは、漆黒のものの方が希少性があって高級とされていますが、印鑑に関しては茶色の部分が入っている方が味があるかと思います。

黒檀の印鑑は価格も手ごろで、下表は「はんこプレミアム」で販売されている12mmの印鑑の価格の一部をまとめています。

印材 値段(12mm)
薩摩本柘 2,380円
彩樺 3,700円
3,400円
天然黒水牛 3,980円
黒檀 4,280円
緑檀 6,280円
ブラストチタン 6,800円
オランダ水牛(純色) 7,380円

※ 2023年9月時点の価格

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木材系で人気の彩樺よりも安いですが、シックな印象で安っぽさはありません。

使えば使うほど味が出る

先ほど、黒檀は乾燥性があるとお伝えしましたが、同時に油分を含む木材でもあります。

黒檀には油脂感触の出る光沢があります。

そのため、革製品と同じように、使えば使うほど味が出ると言われています。

これについては好き嫌いがあるかと思いますが、長く味のある物を使い続けるのが好きだという人に最適です。

硬く耐久製があるので欠けにくい

柘と黒檀の印鑑
黒檀は非常に硬くて強靭な木材と言われています。

仏壇や家具、高級建築物に使われることからも想像できるとおり、耐久性のある素材ですから、印鑑としても機能的です。

上の画像は薩摩本柘と黒檀の印鑑の画像ですが、実際に触ってみても、柘と黒檀では硬さの違いを感じることができます。

虫に食われにくい

印鑑の素材で虫食いが発生するものとして、黒水牛やオランダ水牛があります。

これは動物性たんぱく質が原因とされているためです。

木材系の印鑑も虫食いにあう可能性があります。
印鑑に限らず木が虫に食われてボロボロになっている状況を見たことがある方もいらっしゃると思います。

しかし、黒檀は木材にも関わらず、虫に食われにくいという特徴があります。

黒檀は、高い耐久性と、乾燥性、そして虫に食われにくい特徴から「朽ちることがない木材」と言われています。

そのため、印鑑の素材としても虫に食われる可能性が低い天然素材といえます。

黒檀の印鑑のデメリット

彩樺ほど水分に強くはない

木材系のすべての素材に言えることですが、水分にはそれほど強くありません。

しかし、黒檀は乾燥性もあって、油分を含んでいる特徴から、柘などの一般的な木材よりは水に強いため、そこまでデリケートに考える必要はありません。

もちろん、彩樺など樹脂と熱圧縮加工によって強化されている素材ほどは水分に強いわけではありませんので、黒檀の印鑑が水分で濡れてしまった場合はすぐにふき取るようにしましょう。

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とはいえ、黒檀には乾燥性があるので、濡れたあと乾いたときにも割れにくいはずですよ。

ピアノのような漆黒ではない

黒水牛と黒檀の印鑑
黒檀という名前から、真っ黒な質感を想像されている方もいるかと思いますが、実際には部分的に茶色いものになります。

また、購入するお店によってもかなり色合いが違うことがあるので注意しましょう。

ハンコヤドットコム」で販売している黒檀は、黒よりもこげ茶に近いと説明されています。

上の画像は、私の所有する黒水牛と黒檀を並べてみたものです。

黒檀単体の写真だとかなり黒く感じられたかと思いますが、黒水牛と並べてみると、黒檀はかなり濃いめのこげ茶という印象ですね。

また、光り方も黒水牛のようにピカピカしたものではなく、黒檀は落ち着いたマットな光り方をしています。

黒檀印鑑はそれほど重くはない

初めにも、黒檀は重くて硬い木材であるとお伝えしてきました。

確かに黒檀は水に沈んでしまう程度に比重が重い素材です。

しかし、印鑑サイズとなると、一般的な印材と重量はそれほど変わりません。

下表は、定番の印材の印鑑の重さを表にしたものです。
(重さはハンコヤドットコムの12mmの印鑑の数値)

印材別重量
材質 重さ
薩摩本柘 6g
白檀 6g
黒檀 8g
彩樺 9g
9g
琥珀 9g
オランダ水牛 9g
黒水牛 9g
ブラストチタン 31g

黒檀の印鑑は、薩摩本柘よりも重く、黒水牛よりもわずかに軽い程度といったところです。

彩樺も圧縮して樹脂で強化している分、木材系の中では重量がありますね。

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チタンを除くと、数グラム程度の差ですから、体感的に重量の差を感じるほどではありません。

黒檀印鑑は朱肉をふき取り保管するのが基本

朱肉をふき取る
高耐久で乾燥に強い黒檀もメンテナンスフリーというわけではありません。

印鑑全般に言えることですが、押印後、印鑑に付着した朱肉を拭き取っておく必要があります。

特に、木材系の印材では、朱肉の油分を吸ってしまい、膨らんでしまうことで印影が変形してしまう原因になってしまいます。

黒檀の場合は、油分を含む印材であるためマシではありますが、劣化につながるため朱肉を拭き取ってから保管するようにしましょう。

黒檀の値段相場は?

黒檀は印材の中では手ごろな値段の印材です。

黒檀と他の印材との価格比較は先ほどお伝えしたとおりですが、ここでは黒檀の値段の相場についてまとめました。

黒檀の価格相場
通販店 価格(円)
12mm 13.5mm 15mm 16.5mm
印鑑の匠ドットコム 2,080 2,480 2,880 3,280
はんこプレミアム 4,280 4,580 4,980 5,580
いいはんこやどっとこむ 1,480 2,280 2,780 3,780
ハンコヤドットコム 3,100 3,720 4,630 5,650
平均価格 2,648 3,178 3,730 4,485

ネット通販なら、3000円~5000円程度あれば黒檀の銀行印や実印を作ることができそうです。

まとめ

黒檀は非常に耐久性のある木材で、印鑑としては次のような特徴がありました。

  • 手ごろな価格でも高級感がある
  • 使うほど味がでる
  • 天然木の中では耐久性が高い
  • 木材の中では乾燥にも強い
  • 虫に食われにくい
  • 漆黒の黒ではなくこげ茶色
  • 重量は彩樺や黒水牛と同じくらい

黒檀は熱圧縮と樹脂加工された彩樺ほどの強さや水分への耐性はありませんが、天然木としてはかなり強靭な素材です。

とても高級感があり、落ち着いた印象で、値段も安いので、個人的にはとてもおすすめしたい印材です。

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値段が安い分、スワロフスキーのアタリを付けたり、おしゃれな印鑑ケースをセットで購入して、愛着のある印鑑を作成するのも良いかもしれませんね。

黒檀印鑑の購入ならはんこプレミアムがおすすめ

黒檀は、柘や彩樺ほど知名度は高くありませんので、どこのお店でも取り扱っているわけではありません。

黒檀の取り扱いがあるネット通販店の中で、「はんこプレミアム」というお店を紹介しておきます。

はんこプレミアムは、印材の卸売問屋さんの通販店で、品質の良い素材を安く提供しているお店です。

黒檀に関しては特別安いわけではありませんが、質の良い材質を使っています。

また、下の画像のように、木材系の印鑑に、オプションでスワロフスキーのアタリを付けることができます。

スワロフスキーのアタリの例
赤彩樺にアタリを付けた例
他にも木材系の印材にアタリを付けたものも持っていますが、木材にスワロフスキーのアタリの組み合わせはとてもカッコイイです。

いっきにスタイリッシュな印象になりますよ。

他にも、はんこプレミアムでは他店ではあまり見かけないような、下の画像のような印鑑ケースも販売しています。

木目の印鑑ケース
転載元:はんこプレミアム
木材系の印鑑に、木目のケースの組み合わせはとても珍しいですよね。

黒檀は手ごろな価格なので、他のオプション品に予算を使っても良いのではないでしょうか。

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私が購入した時には、このケースの取り扱いがなかったのが残念です。
次はこのケースを購入したいと思っています。

はんこプレミアムの詳細を見てみる

他の素材も検討中なら、よろしければ「実印素材の種類と特徴を解説」も参照してみてください。