印鑑をまっすぐに押す。
ただそれだけのことなのに、意外とできないものですよね。
私も役所に勤めていたとき、決裁のハンコはよく傾いていました。
履歴書などの印鑑がまっすぐでないと失礼になるかもと悩んでいる方も多いようです。
結論からお伝えすると、あまりにひどいものでない限り、印鑑が傾いているから失礼だということはありませんので安心してください。
とはいえ、まっすぐにきれいな印影であればそれに越したことはありません。
ここでは、印鑑が曲がってしまったり、印影がきれいにならない原因と対処法についてお伝えしていきます。
履歴書の印鑑がまっすぐでなくても失礼ではない
印影が傾いてしまう原因をお伝えする前に、履歴書の印鑑のことでお悩みの方って多いようですので、安心してもらう意味でも、まずは印鑑がまっすぐでなくても採用に影響がない理由についても触れておきます。
履歴書に印鑑を押す際にまっすぐきれいにできたにもかかわらず印の下が空いてしまうぐらい上の位置になってしまいました。
もう一回書き直したほうがよいでしょうか…引用元:Yahoo!知恵袋
履歴書に印鑑を押す時まっすぐに曲がらずになかなか押せません。
少しぐらい曲がっていても大丈夫でしょうか?引用元:Yahoo!知恵袋
上記の知恵袋に対しての回答されている方のご意見のとおりですが、印鑑が傾いているという理由で人材の能力を比べる会社などありません。
仕事の能力にまったく関係がないからですね。
もちろん、逆さに押してしまったり、意図的と思われるほど傾いて押印してしまった場合は、押し直した方が良いです。
私も市役所に十数年勤務していましたが、印鑑がまっすぐでないことを注意されたことはありませんし、外部からの文書の印鑑が傾いていたからと言って、役所内で話題になったことなどありません。
仮に、履歴書の印鑑の傾きが採用に影響するとすれば、「押印代行業」というサービスだってあるはずですから、常識の範囲内なら安心して提出してください。

印鑑がきれいに押せない2つ原因
- 押印時に体が歪んでいる
私は完全にこのタイプで、きれいに押そうとして、気づかないうちに印影をのぞき込むような体勢になっているんですよね。
次を書く時にも経験がありませんか?
紙を少し傾けた方が書きやすく感じたりすることがあります。
右利きの場合、印影はやや左に傾いてしまうことが多いと思います。
印鑑自体にアタリを付けていても、体勢がゆがんでいては印影も傾いてしまいます。
スポーツのフォームと同じですよね。
- 素材や管理の仕方によって朱肉が均一についていない
- 「均等に力が入っていない」や「朱肉のりが悪い」、「印面が摩耗している」ことが考えられます。素材によって朱肉のりにも差があったり、ストーン系は滑りやすく力を入れにくいということもあります。
印鑑登録を担当しているとき、多くの実印を押印してきましたが、印面が凹んでいるような印鑑は本当に押しにくかったですね。
失敗しない印鑑の押し方
印面の上部から紙に押し付ける
上の画像は少しおおげさにしていますが、印影の上にくる部分から紙にあて、下の部分も紙にあてます。
印鑑の上部を確認するために、アタリの付いた印鑑を使用するとわかりやすいですね。
上部の位置を先に固定することで、他の部分の位置ずれを防ぎます。
「の」の字を描くように押し付ける
まっすぐに紙に印鑑をあてることができたら、次は印鑑のすべての部分が紙に押し付けられるようにしましょう。
よく言われるのが、ひらがなの「の」の字を描くように力を入れていきます。
こうすることで、印面の内側から外側までくまなく押し当てることができ、印影がかすれにくいです。

象牙やチタンなど朱肉のりの良い素材の印鑑を使う
朱肉のりは印鑑の素材や保管状態によって差があります。
一般的に象牙やチタンは朱肉のりが良いと言われていて、特にチタンはメンテナンスも楽ということで人気があります。
詳しくは「チタン印鑑のメリット・デメリット」を参考にしてください。
他の素材では、保管状態によっては乾燥していてスカスカになっていて、均一に朱肉がつかないこともあります。
朱肉を補充または新しい朱肉を使う
朱肉を長い間使用しないと、赤いインク部分と油分が分離してしまい、押印した時にムラができたり、にじんでしまうことがあります。
ほとんどが油分という状態で押印すると、印影はにじんで赤みがないものになってしまいます。
朱肉は補充したり、新品のものを使うことできれいな印影で押すことができます。
印鑑をまっすぐきれいに押すグッズ
ここまでまっすぐ押す方法などをお伝えしてきましたが、それでもうまく押せないこともあります。
失敗しないために道具に頼ってみてはいかがでしょうか。
まっすぐにきれいな印影を押すためのお助けグッズを紹介します。
印鑑マット
適度なクッション性があるので、多少印面に摩耗があって平面でなくても均等に力を加えることができるので、印影がかすれたりすることが少ないです。
特別高価なものが必要なわけではなく、お手元に印鑑マットがないという場合は、雑誌など厚みのある書籍やノートなどをマット代わりに使うのも有効です。
一般的な家庭で使うサイズなら、文具店などで300円~500円程度で購入することができます。
印鑑ホルダー
昔からあるグッズですね。
メリット
- 朱肉につける必要がない
- 狙ったとことにまっすぐ押せる
小さな朱肉が内臓されているので、使用しないときには印鑑が朱肉についている状態なので、押印時に改めて朱肉を付ける必要はありません。
使い方はとても簡単で、印鑑を中に入れて使用します。
あとはガッチャンと押すだけです。
ただし、対応している印鑑の太さが10.5mm~12mm程度と認印に使われることが多いサイズなので、実印に使用することは難しいかもしれません。
上の画像は、シャチハタ社の印鑑ホルダー「ハンコベンリ」という商品のひとつです。
約500円~1000円程度で購入することができます。
印面が見える印鑑
どうやっても「印鑑をまっすぐ押せない!」という人に朗報です。
最終兵器的な印鑑がはんこdeハンコから販売されています。
「LooKy〜見えるハンコ〜」です。
画像のとおり、印鑑の上から印面が透けて見えるというもので、押印するときに印影が傾いていないか確認することができるんです。
使用頻度の高い認印や銀行印に最適な12mmと13.5mmが用意されていて、カラーバリエーションも6色から選ぶことができます。
サイズ | 価格 |
---|---|
12mm | 1,980円 |
13.5mm | 2,280円 |