【宝石】水晶の印鑑は良くない?強度は悪い? | 元実印登録担当者の体験談

占いなどでよく見かける”水晶”。

とてもキレイな石で、パワーストーンとしても知られていますよね。

印鑑を水晶で作成したいと考えている方も多いと思いますが、「水晶の印鑑は良くない」という話を聞いたことがあって悩んでいるという人はいませんか?

水晶の印鑑が良くないとか、悪いとかはどういう観点からのお話なのでしょうかね。

運勢的なものなのでしょうか?それとも耐久性の問題なのでしょうか?

捺印しにくいなど、印鑑として機能的なものなのか。

印鑑登録の元プロの私が経験したことや、実際に手元にある水晶印を使って評価していきたいと思います。

開運印鑑としては良くないらしい

水晶玉のイメージ
「らしい」いという表現にしたのは、私自身、開運印鑑の詳細については知らないからです。

開運印鑑というものの基本として、宝石系の印材を使用することはないということは知っていました。

今回、改めていくつかの開運印鑑の取り扱い店のサイトを確認してみると、やはり宝石系の素材を使うことはなく、中でも水晶は最も悪い素材のひとつであるとの記載があるお店を複数見つけました。

水晶は良いエネルギーを呼び込むと同時に、邪気など悪いものも吸収する働きがあります。それゆえ印鑑には使用できないのです。また硬度の高い鉱物で、印材としては潤いに欠け、悲運を招くとして古より禁忌とされてきた印材です。

引用元:https://www.inkan-inkan.com/insou/kyousou/

水晶は良い気も集めますが、同時に悪い気も集める習性があるため、自分の因縁や外からの邪気も吸い込み、運気が下降・停滞し、不幸の原型を作ってしまうのです。

引用元:https://inkan-j.com/insou/suishou/

パワーストーンとしては浄化作用があるらしい

水晶はパワーストーンとしても知られていて、様々なエネルギーを取り込む働きと、浄化作用があるとされています。

パワーストーンとしては良い働きがあるようですね。

先ほどの開運印鑑では、浄化作用については考慮されておらず、印鑑として使用するのは良くないということでしたが、パワーストーンとして水晶が気に入っているということであれば良いのではないでしょうか。

管理人吹き出し画像
開運やパワーストーンとしての効果を信じるか信じないかということです。

水晶は印鑑の機能的におすすめできない3つの理由

水晶印鑑のイメージ
ここまで、根拠のない内容で良し悪しについて書いてきましたが、水晶印鑑の実際の使用した体験に基づいてお伝えしていきたいと思います。

①耐久性(強度)がとても低い

水晶はパワーストーン
上の画像は、娘が大切にしていた水晶を、水洗いしていたときに洗面台の上に落としてしまい割れてしまったものです。

とても丁寧に洗っていましたが、洗面台までの高さ(わずか15cmほど)から落下しただけで簡単に割れてしまいました。

水晶は硬度は高いですが、衝撃に弱く簡単に割れてしまいます。

水晶は、押印したあと水洗いできるというメリットがありますが、これほど簡単に割れてしまうようでは印鑑として必要な耐久性があるとは言えませんね。

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印鑑として使用したいなら、使用頻度の低い「実印」として使用し、宝石を扱うほど慎重に取り扱わなければならないでしょう。
水洗いできて、強度の高い素材をお探しなら、チタン一択になるかと思います。

詳しくは「チタン印鑑の水洗い手入れ方法」を参照してみてください。

②印影が汚い

水晶の印影
これは石系の印材では仕方のないことなのかもしれませんが、柘などの木材系や黒水牛などの牛角系のものと比較くすると、石系のものは明らかに彫刻の深さが浅いです。

確かに硬い石を削るのは難しいことです。

そのためか、文字の曲線部は滑らかではなく、また、彫刻した面が平らでないため、彫刻残りのような点がいくつもあります。

水晶の印鑑は決して安いわけではありませんので、この印影では納得できないと感じる方が多いのではないでしょうか。

私が印鑑登録の実務をしているときも、パワーストーン系の印鑑は同じように彫刻の深さが浅く、文字がギザギザしていて、キレイな印影を取得するのはとても難しかったです。

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何度も押し直しをしても、納得のできる印影にはならなかったですね。

③朱肉ノリは良いが押しやすくない(捺印性が悪い)

水晶の朱肉ノリ
画像のように、朱肉をつけたときには、しっかりと朱肉がのっていますね。

朱肉ノリだけで言えば、チタンにも引けを取らないほど良いです。

ただ、石系の素材に共通することですが、捺印するときにとても滑りやすく力が入れにくいですね。

雑誌など、一般的な捺印マットよりも柔らかいものを敷いた方が押しやすいかと思います。

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実印登録の現場では、石系の角印はとてもすべりやすく、手間取ることが多かったですね。
重要書類に押印するときには、かなり慎重に押した方が良いかと思います。

実印の素材選びでは、「押しやすさ」も重視する人が多いです。

押しやすさを重視するのであれば、チタンや手頃な価格の彩樺などをおすすめします。

【参考記事】「チタンの特徴」「彩樺の特徴

まとめ

水晶の印鑑は、開運印鑑としてみると不適切な素材と考えられていますが、パワーストーンとしては特に悪いということではないようですから、あななた好みや信じるものによって検討されれば良いかと思います。

印鑑としての機能面で考えると、強度や押しやすさという観点からすると、印材としては不合格と言わざるを得ないかと思います。

印鑑素材として水晶よりも適している素材は多くありますので、機能性についても重要だとお考えであれば他の素材についても検討してみてはいかがでしょうか。

ただ、水晶はとてもキレイな石でとても魅力的な素材でもありますから、機能性よりも持ち物として気に入っているという方はデメリットを理解したうえで購入してみてはいかががでしょうか。

占いや開運印鑑として、高額な水晶の印鑑を売りつける詐欺的な事例もあるようです。
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他の素材も気になるという方は、素材の豊富なネット通販店「はんこプレミアム」で素材ごとの詳細を見てみるのもアリですよ。