黒水牛印鑑のデメリットを解説 | プラスチックみたいだけど大丈夫?

黒水牛の印鑑をお探しでしょうか?

昔から黒水牛の印鑑は定番の印材として知られていて、多くの方が持っている印材ですよね。

しかし、完璧な印材ではなく、デメリットも多い素材なんです。

私は、市役所で実印登録の実務をしていた経験がありますが、黒水牛の印鑑を実印に使用することには絶対に反対します。

ここでは、黒水牛の印鑑の特徴についてデメリットを中心に解説していきます。

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特に安い黒水牛は、とにかく経年劣化が激しく、欠けやすく、印面もザラザラになりやすいです。

黒水牛印材の違い

黒水牛の部位
印材としての黒水牛は、水牛の角の部分によって次のようにランク分けされています。

上芯持 角の中心部で、なおかつ先端に近い部位のため、密度も高く耐久性のある最高級部位。
芯持 角の中心部分のため、比較的耐久性が高い部位。
芯なし 角の中心以外を使用しているため、耐久性は低め。密度も低くなるため安い部位。
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部位によって質感や値段も大きく違ってきます。お店ごとに印材の質に差があることがある素材。
格安店の黒水牛の多くは「芯なし」と考えられます。
「極上」や「上」などの表記はお店より異なります。

また、部位の違いの他にも、下の画像のように染めによる違いもあります。

黒水牛染め
転載元:はんこプレミアム
染めたものは「漆黒」といった印象で、染めのないものは「素材の風合いを楽しむ」といった印象で、どちらも高級感があります。

注意しなければならなないのは、質の低い素材を染めることで、素材の悪さを隠すことができてしまう可能性があるという点です。

信用できるお店で購入するようにしましょう。

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はんこプレミアムでも、染めありとなしでは「染め無し」の方が値段は高いようですね。

黒水牛が人気の理由

印鑑の松竹梅
昔ながら黒水牛は、印材の中で松竹梅の中の「竹」の位置づけです。

日本人は上中下3つの選択肢を用意されると、真ん中のランクを選ぶ人が多いと言われています。

印鑑の素材に黒水牛が人気な理由として、言葉の表現は不適切かもしれませんが、「大人として恥ずかしくない素材」として認知されているということが考えられます。

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値段も象牙に比べると、かなり安いうえに、最近では格安の黒水牛が出回っていることも理由のひとつだと思います。
当サイトで行ったアンケートでも、黒水牛は男性で第1位、女性でも第2位の人気となっています。
詳しくは「実印素材の人気をランキング」を参照してみてください。

黒水牛印鑑のデメリット

実印や銀行印にもよく使用される黒水牛ですが、デメリットの多い素材だと感じています。

私が実印の登録の担当をしていたときに感じた感想と、実際に私が持っている印鑑の状況からお伝えしていきます。

乾燥に弱くメンテナンスが面倒くさい

黒水牛は乾燥に弱く、椿油やオリーブオイルなどを定期的に塗り、必ず印鑑ケースに入れて保管しておく必要があります。

乾燥したまま保管すると、印面がガサついて朱肉ノリが悪くなってしまうんです。

他にも、印鑑を使用したあとの朱肉が固まっていたり、朱肉をふき取った際の紙が残っていると、針などでほじってやる必要があります。

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印鑑登録をするために押印する必要があるのですが、そのとき、ブラシや画びょうで目詰まりを掃除しなければならないような黒水牛の印鑑を何度も見てきました。
黒水牛は購入しただけでは質感を維持することはできず、メンテナンスが必要な素材と言えます。

印面を簡単にキレイに保ちたければ、「チタン印鑑」がおすすめです。

詳しくは、「チタン印鑑の水洗い手入れ方法」を参照してみてください。

印面が欠けやすい

印鑑の欠け
先ほどお伝えしたとおり、乾燥が大きな原因と考えられますが、黒水牛は上の画像のように、とにかく印鑑の枠が欠けているものが非常に多かったです。

欠けが大きくなると、実印として登録することを拒否されることもあります。

なにより、購入時に実印として登録したあと、枠が欠けてしまったものを実印として使用していると、印鑑証明書と印影が異なることになるため、契約書などの法律行為時に実印として照合できなくなる可能性があります。

印鑑登録の実務を行っていたとき、経年劣化によって欠けている印鑑は、黒水牛以外には見たことがありませんでした。

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私の公務員時代、決裁文書に欠けた印鑑が押されていたのは、引出しに裸で保管している黒水牛印を使っている方でしたね

格安黒水牛はプラスチックのように質感が低い

黒水牛とプラスチック印
上の画像のどちらが黒水牛かわかりますか?(太さから想像できてしまうかもしれませんが)

左の太い方が黒水牛、右は100均で購入したプラスチック印。

左側の黒水牛は私の実家から受け継いだ安物の黒水牛の認印で、引出しにそのまま入れられていたような扱いのものです。

写真のように、黒の深みという点では黒水牛が勝っていますが、手に取って比べてみると質感に大きいな違いは感じません。

黒水牛の方にも、プラスチック印と同じような小さな擦り傷もついていますし、重量感も差がありません。

比較した黒水牛が格安のものだからかもしれませんが、プラスチック印と価格差に見合った質感の差は感じられません。

水牛系なら黒水牛(芯持染なし)かオランダ水牛がおすすめ

黒水牛とオランダ水牛
ここまで、黒水牛のデメリットをお伝えしてきましたが、それでも黒水牛が欲しいという方は、できるだけランクの高い部位を選ぶと良いでしょう。

先にお伝えしたとおり、耐久性の高い芯持ちを選んで欠けにくいものを選びましょう。

さらに、塗り無しなら黒水牛そのものの質感ですから、プラスチックのような質感とは違います。

他にも、水牛系ならオランダ水牛がおすすめです。

同じく水牛の角を素材としていますが、薄いベージュでとてもきれいです。

オランダ水牛も黒水牛と同じく乾燥には弱いですが、印鑑登録の現場で欠けたオランダ水牛は見たことがありません。

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一般的にも、黒水牛よりもオランダ水牛の方が耐久性が高いと言われています。
また、オランダ水牛は実印に使用したい印材として、女性の第1位となっている人気の印材となっています。

【まとめ】柘と黒水牛で迷っている人には彩樺がおすすめ

彩樺印鑑のイメージ
彩樺印鑑の例
ここまでに紹介した黒水牛のデメリットは次のとおりでした。

  1. オイルを塗るなどメンテナンスが手間
  2. 印鑑の枠が欠けやすい
  3. 値段の割に高級感がない

少しでもデメリットを減らせる方法として、黒水牛であれば「芯持ち」や「塗り無し」を選ぶか、同じ水牛系のオランダ水牛を購入するというものでした。

では、松竹梅の梅である柘はどうかというと、手頃な価格ではありますが、高級感という点では満足できないでしょう。

そこで、高級な黒水牛よりも安く、耐久性を高めた木材である「彩樺」をおすすめします。

彩樺は、樹脂でコーディングし、熱と圧力を加えて強化した木材印材で、高級感もある比較的新しい素材です。

黒水牛をお探しの方は、一度彩樺も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

黒水牛印鑑購入におすすめの通販店

はんこプレミアム

はんこプレミアムショップ画像
サイトURL https://www.inkans.com/
電話番号 047-489-5595
平日10:00~13:00 14:30~18:00
支払方法 クレジットカード/代金引換/銀行振込/Amazon Pay/コンビニ払い
即日出荷 一部可(+300円~)
送料 全国一律料金540円 (5,400円以上無料)
彫刻方法 手仕上げ/手彫り
印影プレビュー 注文前(仮)・注文後
ブラウザ回答方式
旧字対応 旧字表からコード入力
保証
(対応商品のみ)
10年保証
印鑑ネット通販大手。

印材の卸売り問屋でもあるため、質の高い印材を安く販売しているお店です。

販売している黒水牛は、「芯もちのみ」で、「染め無し」もありますから、質の高いもののみとなっています。

印影デザインの修正もブラウザから簡単に指示できるほか、納期も早いと便利なお店。
⇒ はんこプレミアム購入体験レビュー記事

/いつでも問屋価格\

天章堂

天章堂
サイトURL https://www.tenshoudo.jp/
電話番号 042-324-0563
平日 10:00~19:00、土曜 10:00~13:00
支払方法 代金引換/クレジットカード決済
即日出荷 不可(特急仕上げ要相談)
送料 送料660円~ (5,500円以上無料)
彫刻方法 手彫り
印影プレビュー 注文後 メール回答方式
旧字対応 旧字表からコード入力
保証
(対応商品のみ)
なし
手書き印影・手彫り仕上げにこだわった一級技能士が運営する店舗のネットショップ店。

街の印鑑専門店の印鑑が比較的手ごろな価格で購入できるのがポイント。

手書きで文字を作成してくれて、彫刻に”サビ”と呼ばれる工夫をすることでレトロな雰囲気に仕上げてくれます。

追加料金で「藤原流篆書」というオリジナル書体のデザインを依頼することもできます。

⇒ 天章堂購入体験レビュー記事

/味のある手彫りが最高\