祖母の着物をリメイクして何が作れる?おすすめアイテムを8つ紹介

祖母の着物リメイク

祖母から受け継いだ着物が箪笥に眠ったままになっている人はいませんか。
着物を着る機会がほとんどないと、受け継いでも使う場所がなくそのままになってしまいがちです。

でも処分するのはもったいない気もしますし、せっかく祖母が大事にしていたものだからこそリメイクして上手に活用できたら素敵ですよね。

祖母の着物をリメイクするための活用方法についてご紹介していきます。

着物が箪笥の肥やしにならない為にも、是非参考にしてリメイクを楽しんでみてくださいね。

祖母の着物のサイズや柄によってリメイクできる物は違う

祖母から着物を受け継いだものの、どうやって活用するべきか悩むものです。

着物として使えるケースもあれば祖母の着物のサイズが合わなかったり、今は流行っていない柄の着物だとそのまま着るわけにもいかず困ってしまいますよね。

着物の状態が良ければ仕立直しでリメイクする方法も考えられます。

祖母が残してくれたものだから着物にハサミを入れるのはちょっと…という方は、仕立直しを検討してみてもいいと思います。

もし、一部シミがあるなど汚れている着物であっても、キレイな部分だけを使ってリメイクできます。

祖母が小柄な人だと、着物のサイズ感によってもリメイクできる幅が決まってしまいますが、どんなリメイクができるのか考えるのも楽しいものですよ。

リメイクするものをバックなどの小物にしておけば使う生地も少ないので、ある程度希望通りのリメイクができるはずです。

ただし着物にハサミを入れなくてはいけないので、他の家族にも相談したうえでリメイクするかどうか決めてくださいね。

着物の柄は一つとして同じものはありません。

リメイクして切り取った部分によってもリメイクの柄が変わるのも着物ならではの面白いところです。
その違いを生かしたデザインもおしゃれで素敵ですよ。

祖母の着物のリメイクアイテム8選

着物をリメイクしたいと思っているものの、具体的にどんな物が作れるのか知りたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
着物をリメイクする方法について紹介します。

①袖の部分を使った袱紗(ふくさ)

着物の袖の部分を使ったり、着物の状態が悪く使える範囲が狭いなど、小さなものにリメイクしたいときに最もおすすめなのが袱紗(ふくさ)です。

慶弔ごとなどさまざまな場面で活躍するアイテムですし、1つもっていると便利です。

また使うシーンに合わせて使い分ければおしゃれ上級者にも見えますね。
ふくさはお渡しする本人の目の前に出すものなので、意外とよく見られている小物でもあります。

着物の柄によって袱紗の印象が変わること、どの柄の部分を生かして袱紗を作ろうかなと考えるのも楽しいものですよ。

着物のなかでも派手な色使いのものだったり、洋服としてアレンジしても着こなしが難しいものは小物としてリメイクしてしまいましょう。
特に振り袖などをふくさにアレンジする人も多く、金の縁取りが入った豪華なふくさができます。

袱紗のリメイクは初心者でも挑戦しやすく簡単ですし、中に厚紙を入れれば固めのしっかりとしたモノができますよ。

なかに懐紙を入れる用の袋として使うのも向いています。袱紗だけの幅にとどまらず、活用できる幅の広さも嬉しいですね。

②ポンチョ

着物の状態が良いなら、ポンチョとしてリメイクするのもおすすめです。

ポンチョの柄によって、着物の上着として使ったり普段のお洋服に合わせて使うなど万能に使いこなせるのもポンチョの良さではないでしょうか。

着物の上品な色使いや柄の魅力を存分に体感してもらえるデザインになります。
落ち着いた色合いの着物であれば、一緒に合わせる洋服の幅も広がります。

  • ストール風の軽く羽織れるポンチョ
  • フード付きにすればカジュアルな印象のポンチョに

前ボタンで上品な着こなしのポンチョなど形によって印象が変えられるのも面白いものですよ。

長く愛用できる品にリメイクしたいと考えている方に向いています。

③ワンピース

着物をリメイクしてワンピースにするのも人気です。

着物の魅力はわかっていても実際に着る機会は少ないものです。
今の時代でも、着物を楽しむ為にワンピースを検討される方もいます。

着物をリメイクしたワンピースは唯一無二の存在になり他に同じワンピースがありません。
着物一つ一つが職人の技によって丁寧に作られたものです。

大量生産のワンピースとは違うので、より特別感を覚えるはずです。

着物自体はとても高価なものですし、上質な着物をワンピースとして楽しみつつ日常に取り入れられたら素敵だと思いませんか。

ワンピースにアレンジしやすい着物を選ぶポイント

  • 季節感にマッチした柄、デザインの生地を選ぶ
    (夏用のワンピースを作るのに秋冬モノの着物を使うのはおすすめしません。)
  • 地にハリ感の少ないものを選ぶ
    (ゴワゴワした不快感がない)

長く愛用できるワンピースを作りたいと考えている人におすすめです。

④ネクタイ

ビジネスの場で身につけるネクタイは、その人の個性が出る場所です。

スーツに合わせてネクタイを選ぶのも毎日の楽しみにしている人もいるのではないでしょうか。
ただネクタイの場合、市販品だとどれも似たようなデザインになってしまいがちです。

ビジネスで欠かせないものあからこそ上質なものを選びたいものですし、自分なりのスタイルを確立したいものですよね。

着物ならではの素材の良さはもちろん、個性的な和柄のネクタイはおしゃれに見えることからもとても人気があります。
(西陣織の記事で作られたネクタイも多く販売されていますよね。)

ネクタイは、ベーシックなアイテムではありますが、大人の遊び心も感じさせてくれます。

着物を使ったネクタイだからこその適度なヌケ感と、文化的な雰囲気も感じられるのでおすすめです。

⑤フレアスカート

近頃流行りのロングのフレアスカートも着物のリメイクとして人気があります。

着物にあしらわれている季節を感じさせる自然の花々や草木を生かしたスカートは、夏の装いをワンランク上にあげてくれます。

着物の柄ならではの多様性こそ、時間が経過しても色褪せることのない魅力といえます。
フレアスカートはどれも似たようなデザインになりがちですが、着物なら個性を演出しつつおしゃれに着こなせます。

ワンピースだと着こなしがワンパターンになりがちですが、合わせるトップスによってさまざまな表情を見せてくれるのもスカートのリメイクの特徴です。

時代に左右されない特別なスカートを探している人にもおすすめできます。
和の良さを存分に感じられるアレンジだと思います。夏用は淡い色の着物など、爽やかな色味の着物を使ってリメイクしてくださいね。

⑥風呂敷

風呂敷というと今の時代では使いにくいものといったイメージを持っているかもしれません。

風呂敷のなかでも着物を一枚の四角い布に仕上げた風呂敷が注目されており、簡単に使えるエコバックとしても人気があります。

包むだけでなくちょっとした買い物のときの袋としても使えて、しかもバックの中に折りたたんでしまっておけるので場所を取りません。

風呂敷ならちょっと派手なデザインの着物のリメイクとしても使いやすいのもいいですね。

風呂敷で最もシンプルな結び方は「真結び」と「ひとつ結び」です。
シンプルな結び方になりますし、何度か繰り返しているうちに結び目がついて簡単に使えるようになります。

和を感じさせるアイテムは年齢を問わずに使えますし、おしゃれな風呂敷を持っていると素敵だなと感じます。

エコバックには「わのしき結び」にすると使いやすくなりますよ。

⑦日傘

和柄の傘が流行っていることもあり着物を日傘としてリメイクする人もいます。

着物のなかでもシミや汚れがついていて洋服としてのアレンジが難しい場合、日傘としてなら問題なく使えます。

日傘は着物の約4割が残っていればリメイクできるといわれていますし、使う頻度の多いものだからこそあると嬉しいですね。

そのときの洋服によって日傘を使い分ける人もいますし、アクセサリーのようにおでかけのときに身につけておしゃれを楽しむこともできます。

世界に一つだけしかない日傘になりますので、持っているだけで「それどこの?」なんて聞かれるかもしれません。また洋服だけでなく着物に合わせて使う日傘としても使いやすいのもポイントです。

結婚式の日傘にリメイクした傘を使うこともあり実用性の高いリメイク方法といえるのではないでしょうか。

⑧扇子

1枚の着物から何個かリメイクアイテムを作りたいと考えている人におすすめなのが扇子です。

柄によっても多少の違いがありますが1枚で10本程度の扇子が作れるといわれています。
ギフトとして選ぶ人も多く、和柄の美しさが映えるアイテムです。

持ち歩いて使うのもいいですが、部屋に飾っておきたい人にもおすすめです。
思い出を家族に共有したい人にも扇子のリメイクは向いています。

まとめ

着物生地を使ってリメイクされることの多いアイテムを紹介してきました。

着物生地の状態によって、どの程度リメイクに使えるのかは違いますが、和柄ならではの魅力を生かせるアイテムにリメイクしてみてください。

どれも世界に一つしかない特別なリメイク品になるはずですよ。

せっかくの祖母の着物を捨ててしまう前に、大切に活用できるならチャレンジしてみてはいかがでしょうか。




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